最近では、家庭で仕事をするわけではなくても、
自宅でプリントやコピーをするのが普通になっています。
でもそれだけなら、難しい機能はいりません。
月に何度か文書作成したものを印刷したり、
子供の持ち帰る通信物をコピーしたりできて、
年末には知り合いに送る年賀状を少し印刷する程度でいい。
お年寄りも、パソコンやスマホを使いこなすようになっていますから、
ちょっとしたものを印刷するためのプリンターが欲しくなります。
その場合、たくさんのボタンや部品のついた高機能のプリンタは、
操作も複雑そうで敬遠してしまいますよね。
本体価格も高いですし、使わなければ宝の持ち腐れ。
そこで今回ご紹介するのは、機能を簡素に絞った
シンプルなプリンター
DCP-J137N
2014年10月に発売になった新機種の一つです。
DCP-J137Nのおススメポイント・長所
プリント、コピー、スキャナーといった基本性能がついています。
他社のシンプル版プリンタで省かれがちなコピーの拡大、縮小機能も、
ちゃんとついており、なんと25~400%まで1%刻みで可能です。
給紙のしやすさ
給紙トレイが前面下に付いているので、
見やすくて操作しやすく、便利です。
後ろ側から紙を入れるタイプのプリンタも多いですが、
その場合、壁から離して設置する必要があるため、幅もとります。
ちょっと高い棚の上に置いてあったりしたらなおさら大変ですよね。
また、A4サイズ紙とL判/はがきが同時にセットできる2段構造になっているので、
紙を入れ替える手間もかかりません。
印刷して出てきた紙がヒューンと飛んでいかないよう、紙受けも内蔵されています。
インク交換の手間を軽減
インクカートリッジももちろん前面ですから、インクの補充も便利です。
一色でもインクが切れると印刷できなくなるプリンタもありますが、
こちらの機種は黒インクが残っていれば、約30日間はモノクロ印刷が可能です。
※用紙の設定によっては、「クロだけ印刷」ができない場合がありますので、
ご確認ください。
※電源コードを抜いたり、空になったインクカートリッジを外したりした場合、
新しいインクカートリッジを取り付けるまで印刷できません。
自動ヘッドクリーニング
頻繁にプリンタを使わないという方にとって
最大の悩みの種となるのが、ヘッドの目詰まりです。
目詰まりの原因
長期間使わないでいると、
ヘッドやノズル部分のインクが乾いて固まってしまったり、
細かなホコリが混入してくっついてしまったりします。
染料インクと顔料インクでは、
顔料インクのほうが固まりやすいと言われています。
久しぶりに使おうと思ったら、わけのわからないエラーが出て印刷できなかった、
なんか色が変になってた、というのでは、
ますますプリンタから遠のいてしまいます。
この機種の良い所は、長い期間電源をオフにしていると
自動的にヘッドクリーニングしてくれる機能が付いている点。
いずれにしても、使わないときはカバーをかけておくのがお勧めです。
弱点、注意点もあります
これだけ使いやすそうなDCP-J137Nですが、
低価格に抑えられているだけあって、気になる点もいくつかあります。
口コミ、レビューで挙げられている点はこちら。
液晶
1行のみの液晶にバックライトがついておらず、
暗くて文字が見えにくいこと。
また表示がカタカナのみで読みづらいという点も、指摘されています。
この点はお年寄りには辛いですよね。
小さなライトを買って近くにくっつけておくなど、
工夫が必要になるかもしれません。
音の大きさ
音が大きいというレビューもありますが、これは人により意見が割れています。
今まで使っていたものと比べることになりますから、それも当然ですね。
こちらの機種は無線LANも搭載しているので、無線のネット環境があり、
音が気になるという場合は、別の部屋に設置するということも可能です。
パソコンとの接続、初期設定
USBケーブルが付属していないこと。
無線LAN環境がなければ、パソコンと繋ぐためのUSBケーブルの購入が必要です。
(有線LANには対応していません)
しかも、そのUSBケーブルの挿し込み口は
本体カバーの中にありますので、
最初の設置は少し難しいかもしれません。
パソコンよりIpad などを主に使っているという家庭であれば、
テザリングサービスなどを使って無線LANで接続すれば、
上記のような面倒な設置は不要です。
テザリングについて・・・
テザリングとは、スマホやタブレットなどを外付けモデムのように用いて、
他のコンピューター等をインターネットに接続することです。タブレット、スマホを使った各社のテザリングについてはこちら↓
※docomoはオプションではなく、プランに含まれているようですが、
au、SoftBankで利用するにはサービスの申込みが必要です。料金はau、SoftBankともに月額525円ですが、
どちらも最大2年間無料で使えるプランになっているようです。※いずれもパケット使い放題のプランへの加入が必要です。
上記のような無線LAN環境が整っているなら、
無料専用アプリをダウンロードすることで、
プリンターとスマートフォン・タブレットの直接通信が可能になります。
スマホ・タブレット内の写真やデータを気軽にプリントできちゃうので、
普段使いにとても便利ですね。
無料専用アプリはこちら
さらに11月登場した新アプリ「Brother 年賀状プリント」を使えば、
パソコンなしの年賀状作り、印刷も可能です。
シンプルなのに、普段の生活に必要な機能はばっちりカバーといううれしい一台。
価格はお手頃 6,817円 からです。(2014年12月1日価格.com調べ。)
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